Mac の GTD アプリ、iGTD を試してみた
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これまで TODO 管理には Remember The Milk を愛用していた。
ユーザーインターフェースはシンプルかつ高機能だし、タスクに期限を設定するとメールやメッセンジャーで通知してくれる。
この機能が非常に便利で重宝していた(かつて、checkpad から移行した理由でもある)。そして、なにより名前が洒落ている。そうだ、牛乳買わなきゃ。
でも、今日、iGTD に乗り換えた。何故か?
何故、Remember The Milk では駄目になったのか
- 重い。特にログイン後、タスクを表示するときが重い。
- パスワード入力が面倒。クッキーは頻繁に削除するので自動ログインは使っていない。もちろん、Safari が自動入力してくれるのだが、ログイン画面で Enter を毎回押すのは、想像する以上の精神的負担だ。
- オンラインでないと使えない。Google Gears をインストールすればオフラインでも使えるが、Safari に対応していない(開発中ではある)。
他にも「マニュアルでソートできない」とか細かい不満もあるのだが、こうしてみると、自分にとっての GTD アプリは「思いついたときに、即座に使えること」が重要なのが分かる。
Web アプリケーションと GTD
そして、上にあげた不満点は Remember The Milk に限った話ではなく、多かれ少なかれ、すべての Web アプリケーションに当てはまるものばかりだ。今回、デスクトップ・アプリケーションである iGTD に乗り換えたのは必然、といえば必然の流れなのかもしれない。
Web アプリケーションにも利点はある。たとえば、Remember The Milk のメール通知機能は便利なので、これからも「来週控えている用事を忘れないように」といった用途専用に使いつづけるだろう。
そもそも、Remember The Milk はこういった素朴な TODO 管理、というか備忘メモ的な方が向いているのかもしれない(「そうだ、牛乳買わなきゃ」)。
いうなれば防御的。
でも、GTD から受ける印象は、どちらかというと攻撃的だ。積極的にタスクを切りだしては片づけていく。攻撃こそ最大の防御ということか。