Mac の GTD アプリ、iGTD を試してみた (2)

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前回書いたように、Remember The Milk から iGTD に乗り換えた。

数日使ってみて、コンテキスト（背景）には「仕事」「プライベート」の二種類、そして、三つのプロジェクトを登録してある（シンプルな人生だ）。段々と日常的なワークフローに組み込まれつつある感じ。いまのところ全般的な使い勝手はいい。

もっとも、最初から順風満帆だったわけではなく、最初使ってみたときは戸惑う部分もあった。ヘルプを読むまで分からなかった「直感的に」使えなかった部分をまとめてみる。

1. タスクを手動で並び替える。タスクを名前や優先度で並び替えるのは簡単にできる。その項目名をクリックするだけだ。しかし、手動で並び替えをしようとタスクをドラッグ＆ドロップしてもできない。メニューの「View」>「Toggle natural sorting」を選択すると、タスクをドラッグ＆ドロップで並び替えできるようになる（Sorting tasks）。
2. 完了したタスクが表示されないようにする。完了したタスクのチェックボックスをチェックしても、タスクは消えるわけじゃない。タスクの「掃除」をするまでは未完了のまま残ることになる。手動で「Tasks」>「Clean up」を実行するか。自動的に実行されるように、環境設定で設定しておこう（Cleaning up）。

ふたつしかない。荒削りな部分もあるが、UI はまとまっていると思う。

ちょっとした不満

これらはヘルプを読んでも片づかなかった不満。

1. フォントサイズ Large だと Priority の表示がずれてしまう
2. 検索 表示中のタスクからしか検索できない（すべてひっくるめて大域的に検索できない）
3. 並び替え プロジェクトやアーカイブ表示で手動による並び替えができない
4. アーカイブ アイデアや興味深いリンクやファイル、といったタスク以外の諸々をまとめておけるアーカイブ。是非欲しかった機能だが、まだまだ発展途上。並び替えができないのも痛いが、アイデアがタスクになったとき（「今日は、このアイデアやってみよう」）に、アーカイブからタスクに移動できない
5. アイコン かわいくない

最後に

やはり、デスクトップ・アプリケーションの強みなのだが、

• 速い。タスクの粒度がちょっと大きいかなー、と思ったらサクサク分割していける。
• 常駐しやすい。ひとつの Web アプリケーションをずっと表示している、というのは稀だ。

この二点は GTD アプリケーションとしては重要な反面、Web アプリケーションではなかなか得難いのではないか、と思う。