テーブルトークとブレインストーミング
そういえば、テーブルトーク RPG って、まさにブレインストーミングだ。
Lifehacking.jp の記事「ブレインストーミングは死んだ! ブレインストーミング万歳!」より(強調は引用者)。
- セッションのまとめ役の経験不足: 意見の交通整理をしたり、理解しにくいアイディアをかみくだいて全員に提示したり、時間管理や、問題から議論の流れが外れたときの対応など、D&D のダンジョンマスターのような経験をもっている公平なまとめ役がいない。
この記事で触れられている D&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)こそ、テーブルトーク RPG の元祖。コンピュータゲームや映画、小説にもなっているため知っている人もすくなくないだろう(そもそも、テーブルトーク RPG がどんなものか、については Wikipedia の解説なりをどうぞ)。
テーブルトーク RPG のセッションで、ゲームマスターが用意するものといえば、最低限のストーリー進行と場面場面のイベント設定、そして、妥当なエンディングをひとつかふたつくらい。
あとはプレイヤーとの会話や駆け引きで場を演出し、ひとつのゲーム体験をつくっていく。
ブレインストーミングのノリに近いと思うし、失敗する原因もだいたい似ているんじゃないか。プレイヤーたちのひょんな行動から思いもよらぬ方向へストーリーが進んだり、迷惑なプレイヤー(ルールの重箱の隅をつつくのが好き、奇抜な行動しかとりたがらない、… etc)のせいで悲惨なセッションになったり。