Prototype 1.6.0 で大きく進化したイベント API (2)
随分と間が空いてしまった。前回の記事 Prototype 1.6.0 で大きく進化したイベント API に引き続き、Prototype 1.6.0 RC で導入された、イベント API の変更点を見ていく。
イベントオブジェクトの拡張
これまでも、たとえば $()
から返された DOM 要素は Element.extend
で色々と便利なメソッドが追加されていたが、1.6.0 からはイベントのコールバックに渡されるイベントオブジェクトでも Event.extend
されるようになった。
これからはコールバック関数でこんなふうに書ける。
function onClickListener(event) {
if (event.isLeftClick()) {
...
}
}
また、IE の場合は他のモダンブラウザとの差異をなくすため、以下のプロパティも追加されている。
target
relatedTarget
pageX
pageY
また、Document Object Model Events に準拠した、
stopPropagation()
preventDefault()
メソッドも追加されているようだ。(更につづく)